どうも。
サウンドオルビス( @soundorbis )です。
前回の記事で、DTM用途でパソコンを選ぶときスペックは、気にする必要はないことを説明しました。
前回→「DTMの始めるならパソコンはMacかWindowsか?」
今回は、2016年1月現在AppleからリリースされているMacから、DTM用のMacを選ぶときの基準や注意点を、書いていこうと思います。
DTM専用Macの選び方
DTMって、実はそれほどマシンパワーがいらないんです。CPUはミドルクラスで問題ありません。
DTM専用Macを選ぶ基準は、たったの3つだけです。↓
- 容量(HDDの回転数)
- メモリ
- 画面の作業領域
容量
容量は1TB以上を、必ず選びましょう。いまなら2TBあった方が良いですね。
DAW上で楽器を鳴らすためのソフト音源は大容量化し、DAW自体も大量のループ素材や音源を標準でつけてくる時代になっています。
例として…
Logic Pro X(DAW)
最低6GBのハードドライブ空き容量(アプリケーション内でダウンロードできるオプションコンテンツには49GB必要)NI KOMPLETE 10 ULTIMATE(総合音源)
アプリケーションのインストールにはディスクの空き容量が12 GB必要となります。
ライブラリのインストールには加えて308 GB必要となります。合計で320 GBの空き容量が必要となります。 非圧縮の場合、ライブラリ・サイズは440 GBとなりますのでご注意ください。
ただし、いくつかのライブラリはKONTAKTのロスレス・サンプル圧縮技術を使用して圧縮されています。
Ivory II American Concert D(ピアノ音源)
49GBのコア・ライブラリ
私の環境では、曲作りにおいて1つのプロジェクトファイルが500MBに達することもあります。
将来的に、さまざまな音楽のソフトやDAWを試してレビューなど書いてみたい方も、大きな容量が必要なことは、わかっていただけたと思います。
HDDは回転数が大事!
MacのHDD回転数には、5400rpmと7200rpmがあります。比較動画をごらんください。
動画のように、数字が大きい7200rpmの方が、圧倒的に早くファイルを読み込むことができます。
DTMで大きな容量の音源を読み込む作業が、とにかく多いので…絶対に7200rpmのMacを選ぶようにしましょう。
ここでSSDの話題を出したいのですが、2016年現在まだSSDは非常に高価なので、コスパが悪いです。手を出してもフュージョンドライブに止めた方が得策です。
メモリ
iMac 27インチならばメモリを増設できるので、あまり気にしなくてよいです。ただメモリが4GB以下だと、DAWや音源ソフトが落ちやすくなるので、大いに越したことはないです。私は12GB積んでいます。
参考になるサイトがございますので、ぜひご一読ください。↓ DTM用途のパソコンスペックについて考える | 近未来的音楽素材屋3104式
画面の作業領域
最後の3つめです。やはり画面の大きさです。
DTMの主な作業画面は、リージョン画面、ピアノロール、ミキサー、ソフト音源などが挙げられます。
小さい画面だと、これらを1ずつ開かなければならず、大きく効率が下がってしまいます。それで済むなら、iOSやAndroidで音楽制作した方がマシです。
私の理想は、27インチですね。
シンプルに作業画面が、1つの画面に収まるというのは素晴らしいことです。
デュアルモニターも検討したいですが、首を動かす必要と、初心者には必要のないモニター選択・作業をさせる必要が出てくるため今回は入れませんでした。
デスクトップかノート型か?
この質問には、やりたいことで分けるべきだと思っています。
作曲家になりたいなら、デスクトップ型。
DJをやりたいならば、ノート型。
あなたは、どれを選ぶでしょうか?
まとめ
次回は実際のApple製品から、コレだ!というMacをチョイスしたいと思います。全ての迷えるDTMer初心者に、参考になれていたら嬉しいです。
それでは、全てのクリエイターに幸あらんことを。
それじゃあ、サウンドオルビス(@soundorbis)でした。