どうも。音楽ブロガーのサウンドオルビスです。
他のサイトで掲載されている画像を、自分の記事で使いたいときってありますよね? 実際に、著作権のことを調べてみたんだけど、いまいち分からない。
しかし、ブログを運営する上でここは絶対にクリアしておきたいところ。
今回は、他のサイトの画像を使う場合の疑問を、「一問一答形式」で調べてみました。
▼ 目次 ▼
- ブログで他サイトの画像を使っていいの?
- 引用画像の使用許可って、必要あるの?
- 引用の仕方( HTML の書き方)ってどうすればいいの?
- 出所の明示方法:引用した画像の下部キャプションの文言はどんなのがあるの?
- ゲーム画面のスクリーンショットは、引用していいの?
- ソフトや web サイトのスクリーンショットは引用していいの?
- スマホアプリの画面は、引用していいの?
- アニメや、テレビ番組の画面は、引用していいの?
- ガジェット製品などのプロダクト画像は、引用していいの?
- 引用した画像の下部キャプションの文言はどんなのがあるの?
- 引用画像をおもしろ記事の一コマに使ってもいいの?
- 引用画像は直リンクしてもいいの?
- 芸能人や人物が写っている画像は、引用してもいいの?
ブログで画像を引用するときに解決しておきたい13の疑問
ブログ記事に著作権のある画像や、スクリーンショットを掲載するときに湧いてきた疑問を、一問一答形式でまとめていきます。必要な部分だけ、ご覧ください。
ブログで他サイトの画像を使っていいの?
勝手に他のサイトの画像を、使ってはいけません。
しかし、引用の 7 つの要件を守ることで、あなたのブログに著作物である画像を掲載することが可能です。
特に[ 6 ]の必然性は重要で、意味もなく引用するとアウトになってしまいます。気をつけましょう。
[1]引用する資料等は既に公表されているものであること、
[2]「公正な慣行」に合致すること、
[3]報道、批評、研究などのための「正当な範囲内」であること、
[4]引用部分とそれ以外の部分の「主従関係」が明確であること、
[5]カギ括弧などにより「引用部分」が明確になっていること、
[6]引用を行う必然性があること、
[7]出所の明示が必要なこと文化庁 著作権なるほど質問箱 より引用
引用画像の使用許可って、必要あるの?
使用許可を取る必要は、ありません。
文化庁『著作権なるほど質問箱』のQ&Aで、回答されています。著作権者の了解なしに、必然性があれば利用できるということです。
ブログなどで引用する場合は、正しい HTML で、画像や文章を囲うようにしてください。
「引用」に該当すれば、美術作品又は場合によっては、写真の著作権者の了解なしに、当該作品又は当該作品が写っている写真を掲載することができます。
文化庁『著作権なるほど質問箱』より引用
引用の仕方( HTML の書き方)ってどうすればいいの?
<blockquote></blockquote> や、<cite></cite> タグを使いましょう。
詳しい使い方のまとめと、引用のためのHTMLテンプレートをご用意しました。参考にしてみてください。
ブログで引用するときに使ってるHTMLテンプレート教えるぞって話
出所の明示方法:引用した画像の下部キャプションの文言はどんなのがあるの?
誰が読んでも、記事を書いた人の著作物ではなことを明確にしましょう。
- © 作者名/出版社・〜製作委員会
- 参照:タイトル / サイト名
- 画像出典:記事タイトル / ブログ名
主にこの 3 つを使用すれば、問題ないでしょう。アニメの場合は、公式サイトのフッターにコピーライトの文言があるので、それを使いましょう。
ブログ記事やサイトの場合は、記事タイトルとブログ名をお忘れなく。
あかめ女子のwebメモのあかめさんの記事が、参考になりました。
[Å] ブロガーなら知っておきたい!弁護士から学んだ画像や書籍の正しい引用方法
ゲーム画面のスクリーンショットは、引用していいの?
引用の 7 つの要件に合致するならば、問題ありません。
しかし、カプコンやライアットゲームズのように、全て禁止している場合もあります。引用の範囲内であれば著作権侵害にはならないのですが、必然性という基準が引用側と運営側で異なるため、判断が難しいです。
艦隊これくしょん、東方Projectのように、2 次利用で使えるゲームもあるので、各ゲーム会社の二次利用ガイドラインを読むことを忘れないようにしましょう。ただいかなる場合でも、運営会社に不利益になる情報を書く行為は違法ですので気をつけてください。
著作権について | プレイステーション® オフィシャルサイト
ソフトや web サイトのスクリーンショットは引用していいの?
引用の 7 つの要件に合致するならば、問題ありません。
運営サイドが公式に許可している場合は、OK な場合もあります。例えば、Google やマイクロソフトでは、ソフトの操作説明についてスクリーンショットの掲載が認められています。安全なのは、1 社ずつ確認することですね。
スマホアプリの画面は、引用していいの?
引用の 7 つの要件に合致するならば、問題ありません。
よくガジェット説明サイトなどで、
> iPhoneの操作説明をする際に、iPhoneのホーム画面や設定アプリの操作画面などのキャプチャ(スクリーンショット)が画像で補足説明として貼り付けられていますが、これは著作権的に大丈夫なのでしょうか?引用の用件を満たしていればOKなのですか?
> よろしくお願いします!
引用の要件を充足しているのが通常であり問題ないと思われます。
レビューであったり、紹介系の記事は引用の要件を満たすと判断されることが通常のようですね。あくまでも画像と文章の「主従関係」を守るようにしましょう。
アニメや、テレビ番組の画面は、引用していいの?
引用の 7 つの要件に合致するならば、問題ありません。
リストで紹介するような記事は、アウトです↓
- キャプチャー画像だけを並べた記事
- 画像を載せて、直下にコメントを一言、二言の記事
- アニメの内容を画像を含めてネタバレする記事
- 批判を通り越して、営業妨害になっている記事
- 主のコンテンツと引用の従の関係が明確になっていない記事
- 出所が不明確
- 意味もなくアニメやテレビの画像を掲載した記事
引用の要件を満たしていないのに、使ってしまっているブログ記事、多いですよね。気をつけないと。 kato_19 さんのブログが参考になりました。
ガジェット製品などのプロダクト画像は、引用していいの?
マーケティングガイドラインを、守りましょう。
Apple の新製品を紹介するときに、必然性が認められれば引用で新しいプロダクトを記事に掲載することができます。加えて、Apple 製品の画像を使いたい人向けにマーケティングガイドラインが設けられています。
メディアや個人ブロガー向けでしょうか、画像やロゴを正しく使えば問題ないという規約が用意されているんですよ。
違法アップロードされた動画からスクリーンショットを引用したら違法になるの?
絶対にダメ。
著作権侵害の幇助になります。つまり、違法行為を助けてしまうと考えられます。テレビやラジオ、DVDの映像がそのままアップロードされているものはリンクも掲載しちゃダメ。
YouTube動画をブログに貼ると著作権侵害?事例紹介|違法動画だと・・・
YouTube動画を共有するのは著作権違反・違法にはならない?
引用画像をおもしろ記事の一コマに使ってもいいの?
根拠を探しているけど、ほぼダメ。
例えば、先日の記事でこんな感じのことを書いたんですよ↓
引用の体裁は保っています。YouTube も公式チャンネルからスクリーンショットを引用しています。しかしサンライズではガンダムに関する画像を、個人ブログで使用することは禁止しています。まあ当然ですね。
では、引用の場合はどうなのか? この画像のようにおもしろ記事の一コマに使う場合は引用の画像として、認められるのか? 個人的によ〜く考えた結果、引用と呼べないと判断しました。
必然性とは、「画像がなければ成り立たない」です。ジークジオン!は、画像が無くても成り立っちゃいますよね? 18 歳からの著作権入門の中でも、以下のように言及されています。
図版なら大きい鮮明なものの引用は要注意です。よく「その部分だけで鑑賞に向くような引用は危険」と言います。
掲載していた記事から、該当の引用部分を削除しました。
引用画像は、直リンクしてもいいの?
画像の直リンクは、絶対にダメです。引用画像であってもです。
相手のサーバーに、負荷を与えてしまいます。直リンクされた側のページでは、ページの表示が遅くなったり、サーバーダウンして見れなくなったりという事態が予想されます。
迷惑行為になってしまうため、絶対にやらないようにしましょう。「 ビバ★りずむ」さんの記事を、参考にさせていただきました。
芸能人や人物が写っている画像は、引用してもいいの?
肖像権の侵害になる可能性が高いため、掲載しないほうがいい。
パブリシティ権とはタレントやアーティストといった有名人の氏名や肖像を財産的に利用する権利です。
芸能人はパブリシティ権が適用されるため、許可を取る必要があります。ざっくり説明すると、
人物については、肖像権が存在します。ただ本人が訴えないとダメなため、実際に訴えられたという判例が少ないそうです。旅ブログなど書く場合は、モザイク処理をしたほうがいいでしょう。
もっと著作権について知りたいクリエイターには... ...
クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました。著作権のことをきちんと知りたい人のための本が、とても分かりやすいです。
今回の記事をまとめるために、著作権の本を読んでいますが、会話形式で進んでいくので読みやすいです。専門用語も少ないですし、ほんとにブロガーのようなクリエイター周りの知っておくべき著作権がまとめられています。
もう少し読み込んだら、もっと詳しく著作権に関する記事を用意しますね!
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まとめ
いかがでしたか? 今後も、調べながらこの記事をブラッシュアップしていきます。
それにしても、著作権って難しすぎ、涙
間違いや、勘違いで掲載している内容がございましたらコメントまたは、フッターの「お問い合わせ」からご連絡いただけましたら幸いです。むしろ、嬉しいです! ほんでもって、この知識をもとにこのブログの著作権関係をしっかり正していきたいと思います。
それじゃあ、サウンドオルビス(@soundorbis)でした。